講演情報

[16011]建築物の構造設計における内部粘性減衰の設定に関するアンケート調査 その1 アンケート概要および耐震構造に関する結果

*犬伏 徹志1、佐武 直紀、近藤 貴士2、中村 尚弘3、宮津 裕次4、池田 周英5 (1. 近畿大学、2. 大和ハウス工業、3. 関西学院大学、4. 東京理科大学、5. 竹中工務店)

キーワード:

アンケート調査、耐震構造、解析モデル、減衰モデル、1次減衰定数

動的解析では減衰の設定により建築物の応答性状は大きく変化するため,慎重な設定が求められる.そこで,設計で用いた減衰モデルや減衰定数などについてアンケート調査を行った.本稿ではアンケート概要と耐震構造に関する調査結果について述べた.高さ60m以下の建物においても時刻歴応答解析が多く行われていた.水平方向の減衰モデルは,RC系では瞬間剛性比例型が,S系では初期剛性比例型が最も多かった.水平方向の1次減衰定数は,RC系では3%が最も多かったが,SRC造,PC 造,PRC 造ではそれよりも小さい値を採用する傾向が見られた.S系ではほとんどが2%だった.鉛直方向の減衰モデルは初期剛性比例型が多く用いられ,1次減衰定数は水平方向と比べて同じか低い値を用いる傾向が見られた.減衰に関する設計者のニーズとして「合理的な減衰モデルの必要性」や「客観的に説明可能な設定根拠の提示」などがあった.