講演情報
[16013]建築物の構造設計における内部粘性減衰の設定に関するアンケート調査 その3 免震構造に関する結果
*佐武 直紀、犬伏 徹志1、近藤 貴士2、中村 尚弘3、宮津 裕次4、池田 周英5 (1. 近畿大学、2. 大和ハウス工業、3. 関西学院大学、4. 東京理科大学、5. 竹中工務店)
キーワード:
アンケート調査、免震構造、解析モデル、減衰モデル、1 次減衰定数、免震層の減衰
本稿その3では、その1、その2に引き続き免震構造に関するアンケート調査結果について述べている.調査は、免震構造の設計に用いられる減衰モデルと減衰定数を対象に実施し、計38件について回答があった。まず水平方向の減衰について、減衰モデルはRC造では瞬間剛性比例型が大多数であるが、S造では初期剛性比例型と瞬間剛性比例型がほぼ同じ割合である。また1次減衰定数は、全体的に2%が用いられているが、S造では1%のものも多い。一方、鉛直方向の上部構造の減衰について、減衰モデルはRC造では瞬間剛性比例型のほか初期剛性比例型やレーリー型も多く用いられ、S造では初期剛性比例型が多い。また1次減衰定数は、水平方向に比べ1%とする割合が多い。なお、ほぼ全ての建物において、免震層の内部粘性減衰は殆ど考慮されていないほか、特にS造において、回答者の多くが経年変化の影響についての考慮は不要と考えていることが判った。
