講演情報

[16018]伝達関数及び確率部分空間法を用いた床スラブの振動特性評価

*組原 理玖1、宮津 裕次1、髙橋 祐貴1、増田 圭司2、佐々木 康人2、大塚 友理2 (1. 東京理科大学、2. 株式会社フジタ)

キーワード:

床振動、伝達関数、確率部分空間法

本研究では、常時微動データを用いた確率部分空間法(SSI)と、加振試験による伝達関数を比較し、床スラブの振動特性評価におけるSSIの有用性を検証した。加振試験では、加振点がモードの節に重なると特定のモードを同定できない課題が見られたが、SSIは入力条件に左右されず、主要な全モードを精度よく抽出することに成功した。同定された固有振動数およびモード形状は、従来の伝達関数による結果と概ね一致し、同等の精度で同定することができた。一方で、SSIによる減衰定数は伝達関数の結果よりも低く算出される傾向があった。これは常時微動という極小振幅時における減衰性能の振幅依存性を反映したものと考えられ、評価の際には注意を要することが示された。