講演情報
[21016]変分オートエンコーダを尤度評価に用いた既存免震橋の階層ベイズモデル更新(シンポジウム講演概要)
*松浦 奈央1、北原 優1 (1. 北海道大学)
キーワード:
ベイズモデル更新、変分オートエンコーダ、耐震性能評価、不確実性定量化
本研究では,変分オートエンコーダ(VAE)に基づく尤度フリーな階層ベイズモデル更新による,既存免震橋梁モデルのパラメータ推定手法を提案する.VAEは構造パラメータの異なる複数のモデルから得られる地震応答データを学習することで,観測地震応答データの確率分布に仮定を置かない尤度評価を可能にする.さらに,多径間橋梁における推定パラメータの高次元性に対処するため,階層ベイズモデルを導入する.橋脚間の力学的類似性を考慮することで,パラメータの識別性を高め,推定の安定性を向上させる.5径間連続免震橋モデルを用いた検証の結果,既往の経験的な尤度関数を用いて全パラメータを独立に推定した場合と比較して,推定精度を大幅に向上させるとともに,パラメータや径間の違いによる不確実性を事後分布として適切に考慮することができた.
