講演情報
[22004]3 次元極限平衡法による広域斜面危険度評価のための臨界すべり面探索の効率化(シンポジウム講演概要)
*須郷 大地1、Choe John2、Dolojan Nilo1、野村 怜佳1、寺田 賢二郎1、渡邊 康介3、森口 周二1 (1. 東北大学、2. ワシントン大学、3. 中部電力)
キーワード:
極限平衡法、臨界すべり面、粒子群最適化、ベイズ最適化
本研究は,広域斜面危険度評価のための3次元極限平衡法における臨界すべり面探索の効率化を目的とする.臨界すべり面探索に粒子群最適化(PSO)およびベイズ最適化(BO)を適用し,計算精度と計算コストを比較した.計算対象領域は岩手県釜石市の一部領域とし,Hovland法により安全率を評価した.代表地形セルに対して固定計算時間の条件下で比較した結果,PSOとBOはいずれもグリッドサーチによる参照解に対して誤差が小さい一方,BOは収束値のばらつきが大きいことが確認された.一方で,BOはPSOに比べて目的関数の呼び出し回数を大幅に削減でき,安全率評価の計算コストが大きい条件下で有利となる可能性が示唆された.さらに,PSOを対象領域内の全地形セルに適用した結果,参照解と同程度の精度で実地形上の臨界すべり面を同定でき,計算コストを低減しつつ解析可能であることが確認された.
