講演情報

[22013]Implicit ISPH法に基づく効率的な浸透流シミュレーション(シンポジウム講演概要)

*高橋 和真1、辻 勲平1、浅井 光輝2 (1. 東北大学、2. 九州大学)

キーワード:

SPH、浸透流解析、Implicit ISPH

豪雨災害の増加に伴い深刻化が進む土砂災害による被害は,自由表面流れと堤体内部を流れる浸透流が複合的に作用することが浸透・侵食破壊のきっかけとなり発生する.こういった現象の原因究明や対策工の検討の観点から,浸透流解析は重要な役割を果たす.著者らは,半陰解法型ISPH法を浸透流解析に適用し,その精度と適用性を検討してきたが,実時間スケールでの長時間解析の実現における時間刻みの制約による計算コストの増大と数値不安定性に課題があった.本研究ではISPH法における予測子計算において抗力項ならびにBrinkman項を陰的に取り扱うことで,より粗い時間増分で安定した解析が可能なImplicit ISPH法を導入し,浸透流解析のさらなる効率化を目指す.本発表では,2次元ポアズイユ流れや浸透流の数値実験を通して,提案手法の有用性と妥当性を検証する.