講演情報

[23014]潜在クラスハザードモデルによる異なる劣化要因の分離評価(シンポジウム講演概要)

*神前 真桜1、松岡 弘大2、貝戸 清之1 (1. 大阪大学、2. (公財)鉄道総合技術研究所)

キーワード:

急速劣化設備、潜在クラスモデル、統計的劣化予測

各設備の劣化や故障で生じる設備群全体の機能喪失リスクが並列ではなく,どこか一か所でも故障すると全体の機能が喪失するような設備群では,最も劣化が速い一部の設備の特性の把握と管理が重要となる.しかし,設備群全体で得られた点検データに基づく統計的劣化予測手法の高度化が進められているものの,既存モデルは劣化の一部の速い設備よりも設備全体への影響が大きい特徴を特性変数として採択するため,一部の劣化の速い設備の劣化要因がほか大多数と異なる場合,有効な特性変数を統計的に検出できない可能性が存在する.そこで本研究では,劣化の速い一部の設備群のみに影響する特徴を特性変数として明示的に考慮可能な潜在クラスモデルを用いた分析手法を構築する.具体的には,鉄道分野のレールボンドを対象とし,2つの潜在クラスを有する混合指数ハザードモデルにより異なる二つの劣化過程を表現し,これを検査記録から推定する手法を構築する.