講演情報

[23015]軌道高低変位波長と噴泥発生に関する統計分析(シンポジウム講演概要)

*津田 悠人1、松岡 弘大1、松本 麻美1 (1. 公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:

高低変位、噴泥、連続ウェーブレット変換

噴泥は,軌道の沈下による安全性の低下や乗り心地の悪化を招くため,適切な管理が求められる.多くの鉄道事業者では保線係員による徒歩巡視等により噴泥有無の確認を行うほか,年数回の軌道検測車により計測される軌道変位の値から、噴泥の悪化傾向を予測し,管理を行う場合が多い.しかし,軌道変位が大きい箇所で必ずしも噴泥が生じるわけではないなど,噴泥発生または悪化傾向の予測のための軌道変位の活用には課題が残っている.高低変位など日常の軌道管理のために取得しているデータから軌道保守において噴泥発生を予測する手法の構築を最終目標とし,本研究では,連続ウェーブレット変換により高低変位データを波長帯別に分解したうえで,過去の噴泥発生記録と比較し,噴泥発生に感度の高い波長帯を分析した.また,波長以外の影響因子として,列車速度,線形(直線・曲線),継目有無も含め,ロジスティック回帰による噴泥発生への影響度分析を行った.