講演情報
[24013]弾完全塑性地震応答解析における数値分散誤差の影響と減衰係数の決定方法について(シンポジウム講演概要)
*清水 紫媛1、藤澤 和謙1、シャルマ ヴィカス1、竹中 一真1 (1. 京都大学)
キーワード:
有限要素法、弾完全塑性、数値分散誤差、動的応答解析
有限要素法と Newmark-β 法によって弾完全塑性動的応答解析を行った際に見られる,応答加速度の過大・過小評価について,数値分散誤差の観点からその原因を究明し,これを解決する解析条件(CFL 数や減衰係数)について議論する.基礎地盤(弾性)とダム(弾完全塑性)からなる一次元モデルを対象に,無次元化したせん断波方程式を離散化する.離散化に起因した数値分散誤差を波の位相速度誤差によって事前評価し,誤差の解析条件に対する依存性を示す.この事前評価を踏まえながら,正弦波加速度を入力した際の,弾完全塑性動的解析を行い,各時刻の加速度波形を事前評価した分散誤差と照合することで,加速度の過大・過小評価を招く数値振動の発生機構を説明する.さらにこの数値振動に起因する課題を解決するために,分散誤差に基づいた剛性比例減衰係数の設定方法を提案し,実際に減衰を導入した際の結果を提示する.
