講演情報

[25004]レオメトリックせん断流動下における CNC 懸濁液の応力光学計測

*ウォービー ウィリアム海アレクサンダー1、横山 裕杜2、川口 美沙3、田川 義之1 (1. 東京農工大学、2. アブドラ国王立科学技術大学、3. 信州大学)

キーワード:

流動複屈折、応力光学係数、レオオプティクス

本研究では,Rheo-optical計測および理論解析を組み合わせることにより,剛直なセルロースナノクリスタル(CNC)懸濁液における応力光学応答を調査した.実験の結果,せん断流動が強まる高ペクレ数領域において,応力光学係数の顕著な減少が観測された.この現象の物理的背景を解明するため,系のバルク応力を理論的に成分分解した.その結果,この係数の減少は懸濁液中の粒子構造の破壊に起因するものではなく,溶媒粘性応力といった光学応答に寄与しない応力成分が相対的に増加し,全応力を支配するようになるためであることを明らかにした.したがって、応力と複屈折が単純な比例関係にあるとする線形の応力光学則(SOL)は,低せん断領域においてのみ厳密に有効であることが示された.