講演情報
[25014]濡れた粉体円柱の自重による崩壊条件の定量評価理論
*井上 隆介1、大槻 道夫2,1 (1. 大阪大学、2. 島根大学)
キーワード:
粉体、離散要素法、理論解析
砂や粉などの粉体は、その表面を濡らすことで凝集性を持つことが知られている。このような凝集性により、砂の城に代表されるような構造物を成型できる。これらの構造物は条件によっては自重で崩壊するが、崩壊が生じる条件を粉体の物性をもとに予測する手法は確立されていない。我々は、離散要素法による数値計算を用いて、濡れた粉体で構成された円柱形状の構造物が自重で崩壊する臨界高さHを調べた。その結果、Hが粉体粒子の直径dに反比例することを示した。また、円柱内部の応力場がモールクーロンの破壊基準によって与えられる降伏条件を超える際に崩壊が生じると仮定し、Hを理論的に予測した。数値的に求めたHと理論によって予測したHを比較したところ、両者が定量的に一致し、我々が行った理論解析の妥当性が示された。
