講演情報
[26004]アガロースゲル中でのレーザ誘起気泡成長時の界面不安定性
*高比良 裕之1、大島 諒也1 (1. 大阪公立大学)
キーワード:
界面不安定、レーザ誘起気泡、アガロース、粘弾性流体、安定性解析
Yangらの界面の安定性理論を用いて,アガロースゲル中でのレーザ誘起気泡の成長過程における界面不安定性を調査した.アガロースゲルは粘弾性流体のqKVモデルでモデル化された.最初に,実験から得られた気泡の半径履歴とRayleigh-Plessetの式に基づくシミュレーション結果との比較により,ゲルのせん断弾性率Gと粘度μを決定した.これらのパラメータと気泡の半径,速度,加速度に関する実験データを用いて,球面調和関数で展開された表面振動モードに対して,弾性と粘性に関する二種類の不安定性パラメータを計算した.低次の表面振動モードに対しては,Yangらの安定性理論により不安定性を予測可能であったが,高次の振動モードについては予測が困難であった.また,せん断弾性率と粘度が高いほど表面振動モードが安定化すること,特に高次のモードにおいてそれが顕著であることが示された.
