講演情報
[P20-1-4]当科における直腸切除術後一時的回腸人工肛門閉鎖術についての検討
木内 誠, 木村 俊一, 佐藤 龍一郎, 佃 和彦, 土屋 尭裕, 長谷川 康弘, 森川 孝則 (宮城県立がんセンター)
【目的】当科で施行した直腸低位前方切除術後一時的回腸人工肛門閉鎖術の周術期成績について検討する.
【対象】2020年10月から2024年3月まで当科で施行された直腸切除術後回腸一時的人工肛門閉鎖術の28例
【手術手技】全例ストーマ造設部のくり抜きにより施行.腸管剥離,腸間膜処理後に自動縫合機3発による機能的端々吻合で再建,創部は環状縫合法にて閉創した.
【結果】平均年齢は66.2歳,男女比は男性23例,女性5例.造設時期は直腸切除時の同時造設が25例,縫合不全による再手術時造設が3例であった.手術時間,出血量の中央値はそれぞれ70分,30mlであった.合併症は腸閉塞を1例,SSIを2例で認め,術後在院日数の中央値は13日であった.
【結語】
当科での回腸一時的人工肛門閉鎖術の周術期成績について報告した.直腸切除術時の癒着防止対策,手術の定型化により周術期成績はおおむね良好であると思われた.
【対象】2020年10月から2024年3月まで当科で施行された直腸切除術後回腸一時的人工肛門閉鎖術の28例
【手術手技】全例ストーマ造設部のくり抜きにより施行.腸管剥離,腸間膜処理後に自動縫合機3発による機能的端々吻合で再建,創部は環状縫合法にて閉創した.
【結果】平均年齢は66.2歳,男女比は男性23例,女性5例.造設時期は直腸切除時の同時造設が25例,縫合不全による再手術時造設が3例であった.手術時間,出血量の中央値はそれぞれ70分,30mlであった.合併症は腸閉塞を1例,SSIを2例で認め,術後在院日数の中央値は13日であった.
【結語】
当科での回腸一時的人工肛門閉鎖術の周術期成績について報告した.直腸切除術時の癒着防止対策,手術の定型化により周術期成績はおおむね良好であると思われた.