講演情報

[O22-7]ロボット支援下右側結腸切除の検討

本坊 拓也, 定永 倫明, 藤本 禎明, 松浦 弘 (済生会福岡総合病院外科)
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2022年にロボット支援下結腸悪性腫瘍手術が保険適用となり,全ての大腸癌に対して保険適用となった.当院でも2023年6月よりロボット支援下結腸切除術を開始している.また,2023年12月より体腔内吻合も導入した.今回我々は当院にて施行したロボット支援下右側結腸切除術について検討した.2023年2月から2024年4月までに当科にて施行したロボット支援下右側結腸切除術を11例を対象とした.体腔外吻合は6例,体腔内吻合は5例であった.体腔内吻合の条件として前処置が確実に行われている症例のみとし腸閉塞症例は体腔外吻合とした.体腔外吻合の平均手術時間は247.3分,コンソール時間は112.8分,体腔内吻合は242.4分,153.4分であった.術後の縫合不全等の合併症は認めなかった.当院におけるロボット支援下右側結腸切除術について報告する.