講演情報
[P5-2-3]ロボット支援下結腸右半切除術の短期成績の検討
大住 渉, 岸 剣太郎, 堀口 晃平, 駕田 修史, 田中 慶太朗 (市立大津市民病院消化器外科)
【はじめに】腹腔鏡下結腸右半手術では,GCT周囲の血管分岐の確認と確実なsurgical trunkの郭清を行うため頭側アプローチを先行して行い,吻合は体腔内吻合(overlap)で行ってきた.当院では結腸癌に対してロボット支援下手術を2023年3月より開始した.
【目的】ロボット支援下結腸切除術における手技の工夫を紹介し,短期成績について報告する.
【対象と方法】現在までに結腸癌に対してロボット支援下手術を24症例施行した.ロボット支援下結腸右半切除では,腹腔鏡下手術と同様に郭清に関しては頭側アプローチ先行で行い,吻合は体腔内で行う事を第一選択としている.頭側アプローチに関しては体位はフラットで行い,胃側の場の展開はオーガンリトラクターによる幽門近傍の胃壁牽引と4番アームで行う事で安定した視野の確保事可能である.体腔内吻合では,ロボット操作でアシストを行い,助手ポートからの自動縫合器の挿入を行なっている.
【結果】安全性の面で腹腔鏡手術と比較し遜色ない結果であったが,手術時間の延長を認めた.
【結語】ロボット支援下結腸切除術の定型化には更なる症例の蓄積,手技の改善が必要である.
【目的】ロボット支援下結腸切除術における手技の工夫を紹介し,短期成績について報告する.
【対象と方法】現在までに結腸癌に対してロボット支援下手術を24症例施行した.ロボット支援下結腸右半切除では,腹腔鏡下手術と同様に郭清に関しては頭側アプローチ先行で行い,吻合は体腔内で行う事を第一選択としている.頭側アプローチに関しては体位はフラットで行い,胃側の場の展開はオーガンリトラクターによる幽門近傍の胃壁牽引と4番アームで行う事で安定した視野の確保事可能である.体腔内吻合では,ロボット操作でアシストを行い,助手ポートからの自動縫合器の挿入を行なっている.
【結果】安全性の面で腹腔鏡手術と比較し遜色ない結果であったが,手術時間の延長を認めた.
【結語】ロボット支援下結腸切除術の定型化には更なる症例の蓄積,手技の改善が必要である.