講演情報
[CL]日本大腸肛門病学会の未来に向けて
板橋 道朗 (埼玉県済生会加須病院)
![](https://pub-files.atlas.jp/fs/public/jscp79/ver_37/profile/normal/id30012.jpg)
本学会は,会員である医師等の大腸肛門病学における研究,教育及び診療の向上を図るとともに,これを介して国民の健康と福祉に寄与することを目的にしています.
この目的達成のため,1940年3月に「日本直腸肛門病学会」が肛門科の先生方を中心として創立され,1966年9月には現在の名称である「日本大腸肛門病学会」に改称され,外科,肛門科,内科,病理,放射線科など領域横断的な会員が一同に結集して活動する学会として発展してきました.
本学会の活動として,年1回の学術集会の開催のほか,教育セミナーなどの教育活動,機関誌(邦文誌年10冊,英文誌JARC年4冊発行)およびガイドライン等の図書の刊行などがあります.そして英文誌はインパクトファクター1.4を取得しています.会員の皆様には,論文を執筆の際には優先的にJARC掲載の論文の引用をお願いします.
現在の本学会の喫緊の課題は専門医制度の日本専門医機構の専門医認定であります.本学会は1987年6月には日本医学会加盟し,2年後の1989年にはいち早く大腸肛門病専門医認定制度を開始していますが,残念なことに大腸肛門病学会専門医は未だ日本専門医機構の専門医認定に至っておりません.この問題は本学会にとって大変大きな課題であります,これまでも理事会では継続して検討されてきましたが,このまま受け身でいるわけにはいきません.この課題の解決に向けて新たにWGを作成して検討に入りました.必要であれば専門医制度の修正や制度の変更などを検討していきます.
さらに将来の本学会の発展のため,女性会員の育成を促進し,評議員や役員への登用を推進するなどの方向性で進めてまいりたいと考えています.また,魅力のある運営を行うことで若手医師にも入会を促進して本学会会員数が増加するようにしたいと考えます.
近年のコロナ感染症は本学会の活動にも大きな影響を及ぼし,国際交流などの中止を余儀なくされましたが,学術集会は2022年11月以降通常開催に戻ることができました.欧州,米国,韓国,中国などの学会との連携を深めて,今後はさらなる発展を目指して行きたいと考えています.
さらには,患者さん・一般人の啓蒙活動や新規薬剤・技術参入に対する支援など本学会に期待される使命はたくさんありますが,他の関連学会とも協働して様々な課題を解決して行きます.どうぞよろしくお願いいたします.
この目的達成のため,1940年3月に「日本直腸肛門病学会」が肛門科の先生方を中心として創立され,1966年9月には現在の名称である「日本大腸肛門病学会」に改称され,外科,肛門科,内科,病理,放射線科など領域横断的な会員が一同に結集して活動する学会として発展してきました.
本学会の活動として,年1回の学術集会の開催のほか,教育セミナーなどの教育活動,機関誌(邦文誌年10冊,英文誌JARC年4冊発行)およびガイドライン等の図書の刊行などがあります.そして英文誌はインパクトファクター1.4を取得しています.会員の皆様には,論文を執筆の際には優先的にJARC掲載の論文の引用をお願いします.
現在の本学会の喫緊の課題は専門医制度の日本専門医機構の専門医認定であります.本学会は1987年6月には日本医学会加盟し,2年後の1989年にはいち早く大腸肛門病専門医認定制度を開始していますが,残念なことに大腸肛門病学会専門医は未だ日本専門医機構の専門医認定に至っておりません.この問題は本学会にとって大変大きな課題であります,これまでも理事会では継続して検討されてきましたが,このまま受け身でいるわけにはいきません.この課題の解決に向けて新たにWGを作成して検討に入りました.必要であれば専門医制度の修正や制度の変更などを検討していきます.
さらに将来の本学会の発展のため,女性会員の育成を促進し,評議員や役員への登用を推進するなどの方向性で進めてまいりたいと考えています.また,魅力のある運営を行うことで若手医師にも入会を促進して本学会会員数が増加するようにしたいと考えます.
近年のコロナ感染症は本学会の活動にも大きな影響を及ぼし,国際交流などの中止を余儀なくされましたが,学術集会は2022年11月以降通常開催に戻ることができました.欧州,米国,韓国,中国などの学会との連携を深めて,今後はさらなる発展を目指して行きたいと考えています.
さらには,患者さん・一般人の啓蒙活動や新規薬剤・技術参入に対する支援など本学会に期待される使命はたくさんありますが,他の関連学会とも協働して様々な課題を解決して行きます.どうぞよろしくお願いいたします.