講演情報

[O27-8]ロボット手術症例での技術認定医取得へ向けた当院の取り組み

今里 亮介, 久米 徹, 川口 真智子, 山田 卓司, 山下 信吾, 大木 岳志, 高西 喜重郎 (東京都立多摩北部医療センター消化器外科)
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2023年度より日本内視鏡外科学会技術認定制度において食道・胃・大腸領域のロボット支援手術の症例が審査対象となった。近年、ロボット導入の施設は年々増加しており、今後ロボット支援手術症例での技術認定医取得を目指す外科医は増加すると予想される。現在、当院では結腸癌・直腸癌の症例を原則として全例(気腹困難症例や高度癒着症例除く)ロボット支援下で行なっており、若手外科医もロボット支援症例での技術認定医取得へ向けて修練を積んでいる。これまでロボット支援手術での大腸領域の技術認定医取得者は2023年度が4名、2024年度が12名と少なく、狭き門であるのが現状である。腹腔鏡手術との違いやロボット手術の特徴を踏まえ、S状結腸癌・RS直腸癌5例の症例の経験を通して、当院でのロボット支援手術における技術認定医取得へ向けた取り組みについて発表する。