講演情報
[P37-2]閉塞性腸閉塞を伴うメッケル憩室茎捻転に対する単孔式腹腔鏡手術の1例
倉岡 憲正, 矢野 雷太, 小林 弘典, 石田 裕 (広島記念病院)
【諸言】
メッケル憩室は卵黄臍管の遺残により形成される憩室で、有病率は1~2%である。メッケル憩室茎捻転による腸閉塞は非常にまれであり、若干の文献的考察を加え報告する。
【症例】
24歳、男性。腹痛を主訴に近医を受診し、保存的加療で経過観察されていたが、翌日も腹痛が続くため当院を紹介された。臍周囲に圧痛あるも、腹膜刺激兆候なし。血液検査では炎症反応上昇を認め、CT検査で閉塞性腸閉塞を認めた。緊急で単孔式腹腔鏡手術を施行、腹腔鏡で観察すると、回盲部から約40cm口側にメッケル憩室を認め、憩室が茎捻転を起こしていた。腹腔鏡下に癒着を剥離した後に小開腹創からメッケル憩室の楔状切除術を行った。術後経過良好で術後11日目に退院した。
【結語】
閉塞性腸閉塞を伴うメッケル憩室茎捻転に対する単孔式腹腔鏡手術を施行した1例を経験した。
メッケル憩室は卵黄臍管の遺残により形成される憩室で、有病率は1~2%である。メッケル憩室茎捻転による腸閉塞は非常にまれであり、若干の文献的考察を加え報告する。
【症例】
24歳、男性。腹痛を主訴に近医を受診し、保存的加療で経過観察されていたが、翌日も腹痛が続くため当院を紹介された。臍周囲に圧痛あるも、腹膜刺激兆候なし。血液検査では炎症反応上昇を認め、CT検査で閉塞性腸閉塞を認めた。緊急で単孔式腹腔鏡手術を施行、腹腔鏡で観察すると、回盲部から約40cm口側にメッケル憩室を認め、憩室が茎捻転を起こしていた。腹腔鏡下に癒着を剥離した後に小開腹創からメッケル憩室の楔状切除術を行った。術後経過良好で術後11日目に退院した。
【結語】
閉塞性腸閉塞を伴うメッケル憩室茎捻転に対する単孔式腹腔鏡手術を施行した1例を経験した。