講演情報
[P2-02]労働作業中の大雨で流された事による肛門裂傷、腸管内異物を呈した1例の経験報告
*佐久間 大智1、和氣 晃司2 (1. 獨協医科大学病院、2. 獨協医科大学病院救命救急センター)
砂利を流すための円筒状の管内にて整備作業をしていた男性が突発的な大雨により約10m以上高速で流され受傷した症例。受傷直後は軽度の意識障害と全身の擦過傷のみと思われた。全身CTでは上行~直腸にかけての高信号を呈する多量の腸管内の物体を認めるのみであり、臓器損傷は認めなかった。直腸診で肛門部に裂創を認めたため創部の感染予防目的に注腸バルーン挿入にて保存的加療の方針とした。経過中糞便に大量の砂利が混入し注腸バルーンが閉塞、CTの高信号は肛門から進入した砂利と判断された。最終的に頻回の洗浄により対応することとし人工肛門造設や腸管切除は行わず、肛門と外陰部のデブリードメント、縫合処置を行うのみで治療をすることができた一症例を画像所見を含め報告させていただく。
