講演情報

[P3-01]15歳未満小児の向精神薬過量服薬における救急対応に関与した1症例

*西 正浩1 (1. くまもと県北病院)
【背景】近年薬物の過量服薬で搬送される小児も多い。今回は救急搬送された症例について報告する。【症例】14歳女性、アルプラゾラム、エスゾピクロンを大量服薬して救急搬送。過呼吸、意識混濁で近医受診、その後当院紹介で救急搬送。【経過】当院搬入時、服用後2時間以上経過。大量服薬を認めたため活性炭25g及びマグコロール散®25g投与後入院、生食:300mL/Hr及びラクテックD®:40mL/Hrを当日と翌日投与。翌日はふらつきなくバイタル安定、自宅退院。【考察・結語】今回の症例では搬入後自ら家族より情報聴取、体重より活性炭及びマグコロール散®の必要量を医師に提案、生食溶解し投与準備を行うことで薬剤師として迅速な薬物治療を行うための介入ができたと考える。今回大量服薬投与量が計30錠程度であることは家族聴取での確認となったが、対象薬剤は搬入前情報でTmax・半減期等は確認済。搬入時点でTmaxを過ぎていたが今回の症例では活かすことができなかった。今後服用後の経過時間及び薬物動態の面から上記2剤を使用又は使用せず経過観察など、医師と検討していく必要があると考える。