講演情報
[P5-01]発熱、腰痛を主訴に救急搬送されたリステリア髄膜炎の一例
*小野寺 俊幸1 (1. 北見赤十字病院)
ADL自立の92歳女性が数年来の腰痛、体動困難を主訴にかかりつけ医受診し、鎮静薬と点滴で経過観察となっていた。その後も腰痛、体動困難改善しないため当院へ搬送される。診察上は意識清明で体温38.6度の発熱がある以外の異常は指摘できず。採血検査で白血球採血では炎症反応上昇(WBC13,670/μl、CRP 14.45mg/dl)あり、腰部CTで胸腰椎に椎体骨折を認めるが細菌感染を疑う所見は指摘できず、ウイルス感染症による発熱、胸腰椎多発骨折による腰痛の診断で経過観察入院となる。入院翌日に意識レベルがGCS10(E4V1M5)に低下し髄液検査で髄液中細胞数増多(354/μl、多核球優位で68.6%)、蛋白上昇(866.1mg/dl)、髄液糖減少(25mg/dl)(血清143mg/dl)細菌性髄膜炎の診断で抗菌薬治療開始となり、血液・髄液培養からリステリアが検出されアンピシリン単剤に変更し抗生剤3週間投与で治療終了し、入院38日でリハビリ目的に転院となる。
