講演情報

[P5-02]高知医療センターにおけるゲンタマイシン持続局所灌流療法の有効性と安全性の評価

*西川 祐貴1、門口 直仁1、津野 航1、伊東 愛理1、中山 智仁1、濵田 恵輔1、濵田 一成1、岡﨑 弘志1、橋田 真佐1、山川 泰明2、公文 登代1 (1. 高知県・高知市病院企業団立高知医療センター 薬剤局、2. 高知県・高知市病院企業団立高知医療センター 整形外科)
【目的】
骨軟部組織感染症への抗菌薬の経静脈投与は死腔や壊死組織の存在が問題となる。持続局所抗菌薬灌流(以下,CLAP)療法が報告されているが,有効性や局所投与におけるゲンタマイシン(以下,GM)の合併症発生率も不明のため,CLAPの有効性と安全性を評価することを目的とした。
【方法】
対象患者は2021年以降,骨軟部組織感染症にGMを使用し,CLAPにおける治療を3日間以上継続した患者を,電子カルテを用いて後方視的に調査した。
【結果】
CLAPは30例に使用された。感染症例で有効率77.2%,再発率18.1%,予防投与症例で有効率100%,再発率12.5%であった。GM血中濃度が1.0 µg/mL以上の症例を4例認めたが,腎機能障害は認めなかった。KDIGO分類によるステージ1の腎機能障害を2例に認めたが,いずれもGM血中濃度が1.0 µg/mL以下の症例であり, 薬物相互作用を認めた。また第8脳神経障害は認めず,肝酵素の上昇を3例で認めた。
【考察】
骨軟部組織感染症にCLAPを併用し,有効性が77.2%であった。安全性に関して, 薬物相互作用に留意することが重要である。