講演情報

[P15-01]低血糖症例に対する20%ブドウ糖溶液40ml投与は妥当か

*藤田 康雄1,2 (1. 秋田赤十字病院、2. 秋田県MC協議会)
秋田県では低血糖症例に対し2017.9.1より安全性を考慮し50%ブドウ糖溶液40mlから20%ブドウ糖溶液40mlに変更した。その後病着時低血糖、意識障害遷延の事例が報告された。(目的)低血糖症例に対する病院前20%ブドウ糖溶液40mlの効果を検証する。{対象}2019.1.1-2022.12.31秋田県13消防本部が対応したブドウ糖溶液投与例368例で、評価は投与から病着まで2分以内の63例を除いた305例とした。病着まで3-10分の186例で病着時低血糖が24例に,病着まで11-20分の84例で病着時低血糖が15例に見られたが意識レベルの改善に関しては非低血糖群と差を認めなかった。病着まで20分以上の35例では8例が低血糖で非低血糖群に比して意識レベルの改善に差を認めた。また低血糖比率も有意に増加した。3群で病着時血糖が200を超えた例は10例で最高値は825であった。{結語}低血糖症例に対する20%ブドウ糖溶液40ml投与は概ね妥当であると考えられるが、病着まで20分以上を要し意識レベルが改善しない例では再度血糖値を測定し再投与を考慮することは有用かもしれない。