講演情報
[P15-02]病院前救急医療現場におけるBVM換気困難例に対する気道確保の現状と今後の課題
*藤田 康雄1,2 (1. 秋田赤十字病院、2. 秋田県MC協議会)
(目的)秋田県における病院前心肺停止・BVM換気不良例に対する気道確保の現状を評価し問題点を明らかにする。{対象}2019.1-2022.12にBVM換気不良で器具を用いた気道確保を行った506例を対象とした。{結果}救急隊接触時換気不良(以下接触時不良)は326例、活動中に換気不良となった症例(以下接触時良好)は172例であった。接触時不良群では換気不良—Online時間は食道閉鎖器具(以下EO)6.14+3.93分、気管チューブ(以下ET)6.05+4.87分で、接触時良好例でEO4.06+4.07分、ET3.22+2.37分と短縮していた。換気不良から気道確保までの時間は成功例のみで評価したが、接触時不良例でEO現場施行5.78±2.65分、車内施行13.42±6.01分、ET車内施行14.29±5.86分、接触時良好例ではEO9.85±4.07分、ET10.53±4.53分だった。心拍再開は14例で7例(社会復帰1例)は異物除去によりすでに換気が改善していた。{結語}気道確保までの時間短縮のためには包括的指示体制の構築が必要であると考えられた。
