講演情報

[P21-01]緊急心臓カテーテル検査の実施を円滑化した看護師向けプロトコールの一事例

*光武 杏樹1 (1. 水戸済生会総合病院)
A病院では看護師特定行為研修修了者が、患者の症状から速やかに検査を実施できるようプロトコールを整備している。今回、心電図異常を検出し、プロトコールに従い検査を実施したところ、円滑に診断できた経験を報告する。【症例】トラックの荷台に乗った耕運機の落下に巻き込まれ、ドクターヘリで搬送後、外陰部動脈に対し経皮的動脈塞栓術を施行し、骨盤骨折整復固定術待機中であった心疾患の既往のない70歳代男性。HCU入院1病日目にモニター心電図上で突然のT波の陰転化をきたした。プロトコールに基づき採血を実施したところ、CK-MBとTnIの上昇を認めた。その後、循環器内科にコンサルタントし冠動脈及び左室造影の結果、たこつぼ型心筋症と診断された。【考察】担当者は、助産師として2年の周産期医療の経験ののち、救命センター配属となった。4年目に看護師特定行為研修を受講したことで効率よく知識を取り入れ、今回の成果につながった。看護師特定行為研修の受講は、アセスメント能力の向上を図ることができ、医師への円滑な情報提供、医療安全の向上に役立つと考えられる。