講演情報

[P21-03]救急診療におけるタスクシフト~医師の視点からの利点と今後の課題について

*閔 俊泓1、森 寛泰1、竹本 雪子1、勝田 充重1、大西 光雄1、中島 伸1 (1. 国立病院機構大阪医療センター)
当院は、2014年から医師と協働し診療看護師(以下NP)が平日日中の救急外来における二次診療部門の初期対応を開始し、診療の質と安全を担保しながらタスクシフトへの働きかけを行ってきた。2023年から2名のNPと救急科専門医1名を含めた医師3名(フルタイムは1名)で二次救急診療部門を担っている。従来は医師の包括的指示書に基づきNPが救急診療を行うAdvanced triageを取りいれたが、より多くの症例ならびに重症例には対応できない場面もあり、対策として2023年から医師1名が常時監視下での救急診療に変更した。その結果、従来は対応できない重症例も対応できるようになり、平日日中の救急搬送数(NPが初期対応した)は2022年902例から2023年1,416例に増加した。重症例の対応について、適宜医師からフィードバックを行うことでNPの診療能力が向上するように取り組んでいる。医師の働き方改革に伴いタスクシフトがより重要視されている中、当院の救急医療体制は一つのモデルケースになりうると考え、今後の課題を含めて共有していきたい。