講演情報
[P23-04]救急医療機関・血友病診療施設おける、緊急時薬剤発注に関する調査~供給システムと薬剤師の関わり~
*矢倉 裕輝1、日笠 真一2、酒井 道生3、天野 景裕4、松本 剛史5、鈴木 圭6、日笠 聡7 (1. 国立病院機構 大阪医療センター 臨床研究センター、2. 兵庫医科大学病院 薬剤部、3. 宗像水光会総合病院 小児科、4. 東京医科大学 臨床検査医学分野、5. 三重大学医学部附属病院 輸血・細胞治療部、6. 三重大学医学部附属病院 感染症内科・救命救急・総合集中治療センター、7. 兵庫医科大学 呼吸器・血液内科)
緒言血友病等の止血機能異常症の出血治療には凝固因子製剤(製剤)等が必要となるが、通院症例がいない施設では在庫を保有していないことが多い。そのため、一部の卸業者やメーカーは必要時に製剤を早急に納品可能とするシステム構築している。今回、当該システムの把握状況に加え、救命領域の薬剤師に関するアンケート調査を行った。方法救急施設、血友病拠点病院566施設の薬剤部に対しアンケートを送付し、郵送またはWEB入力により回答を回収した。結果290施設から回答が得られた。①緊急時に卸から直接納品②卸業者間で薬剤を融通し、納品するシステムを認知している施設はいずれも31%に留まった。③小型の低温搬送装置を配置し、新しいロットの製剤を常に配備してもらえるシステムの認知については、導入済み、知っていると回答した施設は67%であった。また、45%の施設に救急担当の薬剤師が配置されており、血友病等の講習会等への参加は23%に留まったが、91%の施設から条件が合えば講習会への参加を希望もしくは検討するとの回答を得た。結語薬剤師の講習会等を通じた情報提供は、緊急時の薬剤供給システムの周知に寄与するものと考えられた。
