講演情報

[P23-08]薬剤師によるアンデキサネットアルファ投与の支援体制

*金高 悠哉1 (1. 国家公務員共済組合連合会 平塚共済病院 薬剤科)
【背景・目的】アンデキサネットアルファは,直接作用型第Xa因子阻害剤中和剤である。必要時には迅速性が求められるが,投与法は煩雑である。今回,薬剤師による投与支援体制を整備したので報告する。【方法】セット処方,投与手順書,物品セットを作成した。投与決定の連絡を受けた後,薬剤師は適応と投与法を確認し,薬剤の運搬および調製を補助する運用とした。2023年8月から2024年2月において調査した。【結果】投与症例は3例で,いずれもセット処方が活用され,適応および投与法は適正であった。投与法,対応した薬剤師の経験年数,投与決定の連絡有無,処方入力から投与までの時間は,1例目はB法,8年目,有,52分,2例目はA法,1年目,有,30分,3例目はA法,3年目,無,149分であった。3例目においては薬剤師介入から投与までの時間は60分であった。また,対応した薬剤師はいずれも救急領域の担当でなかった。【考察】セット処方の作成と体制の整備により,薬剤師の経験年数や担当領域によらず,適正投与の支援が可能となった。投与方針を速やかに共有し,薬剤師が早期に介入することで,迅速な投与に寄与する可能性が考えられた。