講演情報
[P23-13]救急病棟・ICU入室患者に対するバンコマイシン初期投与設計の現状調査
*植竹 宣江1 (1. 地方独立行政法人広島市立病院機構 広島市立北部医療センター安佐市民病院)
【目的】VCMの初期投与設計は、初日・2日目からAUC≧400が推奨される。当院では薬剤師が初期投与設計を行なっており、ガイドライン改訂を機に、トラフ値指標からAUC評価でのTDMへ移行、初回負荷投与を行うよう2022年6月に薬剤部内で勉強会を行った。今回は救急病棟・ICUの初期投与設計の現状を調査した。【方法】勉強会前の2022年1月〜6月、直後の7月〜12月、1年後の2023年7月〜12月で、後方視的にVCMの初期投与設計を調査した。勉強会前にトラフ値を指標として提案していたものは、AUCを再計算した。なお、透析患者、初回血中濃度測定までに投与中止となった症例は除外した。【結果】勉強会前、直後、1年後の対象患者は15、23、18例。初回負荷投与実施率は73、96、89%。2日目の推定AUC≧400達成率は87、74、89%であった。勉強会直後、1年後の初回負荷投与されていない症例は時間外での救急病棟・ICU担当外の薬剤師の提案であった。【考察】勉強会後は概ね初回負荷投与されているが、初期投与量が不十分な場合があるため、繰り返しの教育・啓発が必要である。
