講演情報
[P26-05]大学構内におけるAEDの適正配置についての検討
*押谷 桃1、*澤田 仁1 (1. 京都橘大学 健康科学部 救急救命学科)
背景:AEDの適正配置に関するガイドラインでは、心停止から5分以内の電気ショックが推奨されている。本学は、ガイドラインを参考に1階から7階建ての建物21棟に8台のAEDを設置した。しかし、実際にAEDを使用する際は、心停止発生場所からAEDを取りに行き、戻るまでの往復時間や導線を考慮する必要があり、これらを考慮した現実的な適正配置の検討は不十分である。目的:本学構内におけるAEDの現実的な適正配置を検討する。方法:構内のAEDが、心停止から5分以内に電気ショック可能な範囲を調査した。構内最両端と中央付近に設置されたAED3台を起点に、ランニング初心者が2分で到達する距離268mを実測し、往復4分以内の範囲を特定した。距離の測定はローラー距離計を使用し、建物の階層、出入口、導線等を考慮して複数経路を調査した。結果:構内最両端のAED2台は、中央付近にある1棟の建物を除き、ほぼすべての範囲をカバーしていた。カバーしきれない範囲は、中央付近の1台がカバーしていた。結論:本学構内のAEDは、心停止から5分以内に電気ショック可能な範囲を網羅しており、救命効果を現実的に期待できる適正配置であった。
