講演情報
[P26-06]救急搬送患者のER滞在時間は短縮可能である
*眞田 大樹1、田口 大1、石田 浩之1、林 浩三1、安藤 佐知子1、牧瀬 博1 (1. 勤医協中央病院)
【背景】当院は450床の2次救急病院で年間6,000台の救急車応需がある。2013年以降計3回、ER滞在時間の調査が行われ、帰宅群は254→172→126分、入院群は401→301→270分と短縮傾向だった。【目的】ER患者滞在時間短縮要因を検討する。【方法】2022年10月23日から28日までの期間内のER搬入症例を後ろ向きに検討し、入院・帰宅におけるER滞在時間を算出し、最も影響した要因を調査した。【結果】期間内のER搬入傷病者は43名であった。入院25名、帰宅17名、転院1名だった。入院群のER平均滞在時間は216分で、帰宅群は110分であった。入院群では前医からの診療情報提供の有無でER平均滞在時間に118分の差があり、帰宅群ではCT撮影の有無で42分の差があった。【考察】ER滞在時間は多数の因子に影響を受ける。病床数・病棟事情・検査・処置・医師・看護師・傷病者本人の因子などが複雑に絡み合い、滞在時間を延ばしてゆく。逆に、それら遅延因子を1つずつ解決し、処置や検査の簡略化と部門連携を図ることで、滞在時間の短縮が可能となり、より多くの救急搬送応需が可能となるであろう。
