講演情報

[P27-02]日赤救護班における薬剤師の役割と今後の展望 発災1か月後の令和6年能登半島地震救護活動を経験して

*松木 美幸1 (1. 武蔵野赤十字病院 薬剤部)
【背景・目的】被災地における薬剤師のニーズは高まっており、今後も薬剤師に期待される役割は多い。更なる活動改善のため、能登半島地震での活動を振り返り報告する。【方法】3日間の慢性期避難所巡回診療において薬剤師として行った活動を抽出し、有用と考えられるものを検討した。【活動】3日間の活動で、計5回の調剤(携行医薬品による調剤4回、災害処方せんによる薬剤師会の調剤1回)、災害処方せんの代行記入、救護班携行医薬品リストと薬剤師会医薬品リストの管理、鎮咳薬の処方日数調整、不眠への眠剤以外での対応の評価、保健師に対し処方内容の情報提供などを行った。【考察】処方せんの代行記入は医師の負担軽減となり有用と考える。医薬品リストは各団体の所有品目がかなり異なるため薬剤師が把握する必要があり、携行医薬品は数の限りがあるため処方日数調整や在庫管理も必要である。安眠セットの使用も有用だった。日赤以外の団体に薬剤師として情報を提供することで、他団体への貢献にもつながる。今後は救護班薬剤師として処方体制の把握だけでなく薬剤以外での対応の検討、薬剤師会はじめ日赤以外の団体との連携も行う必要があると考える。