講演情報

[P27-03]福祉避難所での創傷管理〜TMAT看護師としての立場から〜

*浅野 京香1,4、坂元 孝光2,4、鈴木 裕之3,4、野口 幸洋4 (1. 医療法人徳洲会徳之島徳洲会病院看護部、2. 医療法人徳洲会福岡徳洲会病院総合診療科、3. 医療法人徳洲会福岡徳洲会病院救急科、4. NPO法人TMAT)
【背景・目的】2024年1月1日石川県能登地方で震度7を観測する地震が発生した。今回、避難所に臨時で造設した要介護者専用の避難場所(以下、「福祉避難所」)で災害支援活動を行った。避難者の多くは加齢に伴い皮膚弾力性が低下、一部の避難者は長期間の圧迫・ズレから褥瘡形成、創傷治癒の遅延がみられた。福祉避難所といった災害時の特殊な環境下における看護師の視点での創傷管理活動を報告する。
【活動概要】TMAT本隊第6陣は看護師4名、理学療法士1名、救急救命士1名で約1週間、輪島市の福祉避難所にて活動を行った。福祉避難所では、褥瘡や熱傷の創傷処置を必要とする避難者に対し地域のクリニック医師・訪問看護師とともに協力し創傷ケアを行った。また、褥瘡悪化の予防として除圧の為のジェルクッションの作成・マットレスの導入・環境調整、創傷に対して処置の共有を行った。
【結果・考察】今回の支援活動を振り返り、発災から一ヶ月が経過し地域の訪問診療や訪問看護が再開する中撤退を視野に入れた活動となり急性期とはまた違った難しさがあった。現地にある物を使用し撤退後も継続可能な処置の提案が必要である。