講演情報

[P27-04]高齢化社会における地震災害時の福祉避難所での食事、また提供の課題と対応

*坂元 孝光1,2、野口 幸洋2、浅野 京香3,2 (1. 福岡徳洲会病院、2. NPO TMAT、3. 徳之島徳洲会病院)
背景:能登地震をはじめとする高齢化地域での地震災害が発生しており、本調査は福祉避難所における食事提供に関してNPO TMATが能登地震発生後、輪島市で運営された福祉避難所での運営をサポートを行った際に行われた。 方法:TMATは発災当日より活動を開始し、急性期から亜急性期にかけて提供された食事内容を調査し、栄養学的な評価を行った。その過程で、高齢者や障害者を含む避難者の食事状況を観察し、福祉避難所における食事提供の実態を調査し、課題と対応策について検討を行った。 結果:評価の結果、急性期から亜急性期にかけて提供される食事は、高齢者にとって適切な食事内容が不足していると判断。TMATは栄養評価に基づき、口腔ケアや食事形態の変更などの支援を行い、被災者の健康維持に寄与したと思われる。 考察: 高齢化社会での災害時、福祉避難所における食事提供は、被災者の健康維持に不可欠な役割を担う。現状は高齢者のニーズに十分に対応できていないことが課題であり、災害時における口腔ケアや栄養バランスに配慮した食事形態変更に関する支援体制の整備が必要と思われる。