講演情報

[P27-06]能登半島地震対応から得られた経験と体制整備

*増田 善文1、太田 育生4、倉又 佳代2、津田 喜裕3、石部 琢也4、松島 知秀4、植嶋 利文4 (1. 近畿大学病院 臨床工学部、2. 近畿大学病院 総合医学教育研修センター、3. 近畿大学病院 中央臨床検査部、4. 近畿大学病院 救命救急センター)
【緒言・目的】
2024年1 月10日~14日能登半島地震に対しDMAT活動を行った。今回の災害対応に関する問題点や、出動後の振り返りから明らかになった課題点について報告する。
【結果・考察】
DMAT活動拠点本部及び遠隔地での活動、患者搬送となる可能性など分隊することを想定に搬送不可車両と搬送可能車両の緊急車両2台での出動とし、構成メンバーを医師1名、看護師2名、業務調整員3名とした。派遣に際し緊急車両のスタッドレスタイヤへの交換確認やタイヤチェーンの準備、車中泊に備えての防寒資機材の不足、半島全体の被災を懸念した車両燃料の確保など降雪地帯での活動を考慮した準備、現地の情報、状況確認に苦慮した。また出動隊員決定にも難渋したことから、緊急出動についての院内ルールの明確化、各職種にリーダーを配置するなどを検討した。これらは院内のDMAT活動への認知度の低さや災害対策への意識の低さなどがDMAT隊員の活動を妨げる一因である可能性も視野に、指揮命令系統の明確化、資機材の管理、教育広報活動などが急務と考える。
【結語】
平時の体制整備により、災害発生時の円滑な出動準備や医療活動に繋がることが期待される。