講演情報
[P28-04]無床精神病棟の当院救命救急センターにおける自傷外傷患者に対する実際と課題
*蕪木 友則1、原田 尚重1、原 俊輔1 (1. 武蔵野赤十字病院)
当院は精神科入院病棟のない救命救急センターであるが、自傷行為による外傷で搬送されてくる患者がいる。治療、病棟管理、退院調整には難渋し課題が多い。目的:今回、当院に三次救急で搬送された自傷行為による外傷患者について、当院での現状と課題を検討した。方法:期間は2021年1月から2023年12月まで。診療録から後方視的に調査検討した。結果:症例は44例。年齢は46歳(中央値)。手術適応のある患者は35例で、自院で手術を施行したのは26例、精神疾患を理由に他院で手術したのは9例であった。自傷行為であることを理由に退院まで救急医が主治医であった症例は42例、他の診療科に転科した症例は2例のみであった。退院先の調整に関しては、医療ソーシャルワーカーが介入した症例は24例で、救急医が調整したのが18例あった。考察:自傷行為患者に対する自院での手術未実施症例が認められた。手術施行例においても、術後管理、退院までの病棟管理、退院調整を救急医が担当せざるを得ない症例が多く認められた。結語:自傷行為による外傷患者に対する対応には、救急医が果たす役割が多く、いかに役割を分担するかが課題であると考えられた。
