講演情報

[O1-01]CPA症例の検討から見えてきた今後の課題

*市原 利彦1、中島 義仁1、三浦 敏春3、川崎 雄輝2、木村 かおり2、三宅 喬人2 (1. 公立陶生病院 救命救急センター、2. 岐阜大学附属病院高次救急治療センター、3. 名古屋市立大学東部医療センター 救命救急センター)
(目的)当院過去5年間のCPA症例を検討した。(対象)過去5年間の救急隊接触時CPA458例を対象とし、ER内CPAを除外した。男性261例、女性197例、平均延齢78.2歳であった。接触時波形は心静止329例、PEA114例、Vf15例であった。心大血管疾患が半数を占め、不詳の内因死が140例であった。目撃無しが306例であった。(結果)ERにて386例死亡、72例は入院、独歩退院は3名であった。死亡群は全例80歳以上で、入院群は、VfかPEA症例であり8例が目撃無しであった。独歩退院中の2名はPCPS症例であった。ECPRはカテ室で挿入、挿入例は10例であった。他のPCPS症例では2名救命できた。(考察)高齢心静止 目撃の有無に関わらず予後が不良であった。昨今のCPAの特徴は高齢者、施設入居、独居が多く、CPR時間もER担当者により、統一性はなかった。DNAR収得は10例であったが、全例ERに搬送され蘇生処置が行われていた。(結語)臨床救急医学会の提言と、不搬送に関する消防の提言を含め、今後蘇生の施行の有無、時間、受け入れの可否を決定する必要がある。