講演情報

[O1-02]院外心停止発症からアドレナリン投与までの時間と転帰の検討

*久保 敦士1,2 (1. 明治国際医療大学救急救命学講座、2. 和歌山県立医科大学大学院医学研究科)
背景:アドレナリンは、院外心停止(OHCA)において自己心拍再開(ROSC)の可能性を高める薬剤であるが、有効性を示す証拠は十分ではない。目的と方法:本研究では、地域プロトコルに基づく救急活動における心停止発症からアドレナリン投与までのタイミングが傷病者の転帰にどのような影響を与えるかを検討する。和歌山県紀北 MCを対象に、ウツタイン様式に基づいた検証票を用いた観察研究を実施し、薬剤プロトコル適応で目撃ありのOHCA症例の128症例を抽出した。結果:52例にアドレナリンが投与されたが、自己心拍再開(ROSC)は15例、神経学的予後良好は1例であった。結論:本研究は、ROSCや良好な機能的転帰との関連性を明確に示すことはできなかった。」