講演情報
[O1-07]院外心肺停止におけるアドレナリン初回投与までの時間短縮の方法
*中村 哲久1,2、植田 広樹2 (1. 茨城西南広域消防本部、2. 国士舘大学 大学院 救急システム研究科)
背 景:JRC蘇生ガイドラインでは、院外心肺停止 (以下、OHCA)に対して早期のアドレナリン投与が推奨されているが、実際にアドレナリン初回投与までの時間短縮のための方法の先行研究は少ない。 目 的: 茨城西南広域消防本部管内で発生したOHCAに対する救急救命士によるアドレナリン初回投与までの時間短縮の方法について検討すること。 方 法: 茨城西南広域消防本部管内で発生したOHCA(n=93)を対象に、全国救急搬送データを使用し、2022年5月2日から同年11月30日までのタイマーにより時間管理をしたA群(n=49)と2023年5月2日から同年11月30日までの意識的に時間管理をしていないB群(n=44)の2群に分け、傷病者への接触からアドレナリン投与までの時間を比較した。 結 果:各群の傷病者への接触からアドレナリン初回投与までの平均値(標準偏差)は、A群が766秒(274.6)、B群が847.7秒(334.2)であった。 考 察:タイマーにより時間管理することで一定の効果は期待できる。目標時間をプロトコルに明記するなどの対策により更なる時間短縮ができると考える。
