講演情報
[O1-09]-Shock first or CPR first- 院外心停止における適切な除細動のタイミングの検討
*木村 龍1、中川 洸志1、喜熨斗 智也1、田中 秀治1 (1. 国士舘大学大学院)
【目的】院外心停止(以下、OHCA)傷病者に対する救急隊による除細動のタイミングと予後の関連を検討すること。【方法】2010年から2019年に発生したOHCAの中で救急隊初期心電図波形が除細動適応波形かつ救急隊除細動実施症例を対象とした。救急隊によるCPR開始から2分以内に除細動を行ったShock first群、2分以降に行ったCPR first群で1ヶ月後生存を検討した。主要曝露をShock firstとした1対1傾向スコアマッチングを実施し多変量ロジスティック回帰分析を行った。【結果】傾向スコアマッチング後、両群とも16,266件が抽出された。1ヶ月生存はShockfirst群で29.7%、CPRfirst群で22.8%であり、CPR開始後2分以内の除細動は1ヶ月後生存と有意な正の関連を示した(修正オッズ比[95%信頼区間], 1.43 [1.36-1.51])【結語】非外傷性OHCA傷病者に対するCPR開始後2分以内の除細動は1ヶ月後生存と有意に関連していた。除細動実施までの良質なCPRと迅速な除細動の実施が重要である。
