講演情報
[O10-01]DMAT調整本部における『搬送調整』と『ドクターヘリ調整部』の位置づけ
*中村 光伸1、藤塚 健次1、平林 篤志2、本村 友一2、久城 正紀3、小谷 聡司4、三村 誠二4 (1. 前橋赤十字病院 高度救命救急センター、2. 日本医科大学 千葉北総病院 救命救急センター、3. 済生会福岡総合病院 救命救急センター、4. 国立病院機構本部 DMAT事務局)
【はじめに】災害急性期にはDMAT調整本部に『搬送調整』部門が設置される.また,『ドクターヘリ調整部』はDMAT調整本部内に設置され,航空運用調整班としてヘリを保有する他機関との調整を行う.しかし,『搬送調整』部門と『ドクターヘリ調整部』の位置づけは明確にされていない.今回,過去の大規模訓練や令和6年能登半島地震における活動の経験から両者の位置づけについて検討を行う.【大規模訓練】医療搬送は活動拠点本部が調整し,調整が困難である場合DMAT調整本部に設置されている『搬送調整』に依頼がくる.しかし,実際には,空路搬送の依頼がメインとなり,『ドクターヘリ調整部』による空路搬送調整が主体となっている.【令和6年能登搬送地震】石川県DAMT調整本部では,『空路搬送専門技能ロジチーム』が『搬送調整』部門および『ドクターヘリ調整部』の業務を担った.多くの搬送調整依頼が『搬送調整』部門にあり,道路や天候状況により各地域からの搬送に適した搬送手段を調整した.【結論】DMAT調整本部における『搬送調整』部門は,『ドクターヘリ調整部』の機能を有し,陸路,空路,その他の搬送手段を一括運用することが望ましい.
