講演情報
[O10-06]メディカルカーを用いたトリアージ精度向上に関する評価
*平松 佑麻1 (1. 宝来メデック株式会社)
メディカルカーは移動式臨床検査室となり、蓄電池を用いてどんな場所でも検査ができるモバイルシステムである。今回の石川での被災において災害関連死を防ぐための一つのツールとして稼働した報告を行う。従来、避難所での血液検査はDダイマー値2.5ug/mlが限界でしたが、メディカルカーの導入により、4ug/mlを超える検査値の評価が可能となり、血栓を有する避難者を正確に診断し、適切な治療へと繋げることができ、1人の被災者を災害関連死から救うことができた。この成果は、災害時における医療サービスの質の向上と、災害関連死の減少に直結します。また、Dダイマーの測定には、ポータブル機種と要電源機種の2台を併用することの重要性が示されました。一方で、被災地での臨床検査実施の方向性も再考する必要もあるかと考える。選択と集中として精度高く、且つ迅速に、を掲げ今後の被災地でのトリアージに活かすことができればと考える。今後は、このシステムを被災地だけでなく、僻地・離島医療にも応用し、災害関連死をゼロに近づけるための仕組みづくりを進めていく必要があります。
