講演情報
[O12-01]救急センターにおける帰宅患者に対する支援体制の構築
―帰宅時支援の現状と課題ー
*宮川 尚子1、河野 匡彦1、片岡 静江1 (1. マツダ株式会社 マツダ病院 救急センター)
【背景】A病院救急センターでは一般外来の看護師も救急センター夜勤業務に従事している。帰宅時支援体制が構築されていないため、本来支援が必要な患者を見過ごし帰宅させているケースがあると懸念される【目的】帰宅時支援体制構築に向けて、帰宅時支援の現状を調査し課題を抽出する【方法】アンケート調査を実施【結果】帰宅患者に対し介入の必要性を感じた看護師は93%、実際に介入した看護師は92%。懸念内容は身寄りがない、高齢2人暮らし、清潔保持ができていないが上位を占め、支援内容はケアマネジャーや地域包括支援センターへの相談、家族へ協力依頼であった。家族からの相談内容は介護の限界を感じている、ADL低下により生活の継続が難しいなどが多かった。帰宅時支援について看護師からは「時間的余裕がない」「継続的支援ができないことによる介入のしづらさ」などの意見があった【考察】生活支援者がいない状況や認知機能低下を認める場合に帰宅後の生活に支障が生じると考える看護師が多く、地域との繋がりが持てるよう支援を実践できていた。しかし救急患者対応が優先されるため支援のばらつきが考えられる【結論】帰宅時支援の標準化が必要である。
