講演情報

[O12-04]心肺蘇生を望まない傷病者への全県での取り組み

*鶴田 良介1、松本 泰幸2、井上 健3、清水 弘毅4、宮内 崇5、藤田 基1 (1. 山口大学医学部附属病院、2. 関門医療センター、3. 山口県立総合医療センター、4. 徳山中央病院、5. 岩国医療センター)
【背景】山口県MC協議会で2年間の医師会と地域MC協議会での検討を経て2021年11月から「心肺蘇生を望まない傷病者への対応」の運用を開始した.【方法】2021年11月から2023年10月までの「心肺蘇生を望まない傷病者への対応」プロトコールの運用状況を調査した.プロトコール発動したものを該当事案,心肺蘇生を中止したものをプロトコール適応事案とした.【結果】2年間の該当事案は62件,プロトコール適応事案は25件であった.該当事案は8月に10件と最多で,11,12,1月に7件と続いた。また9~17時,17~1時,1~9時に20,19,23件であった.通報者は家族・親族30件,施設職員20件,訪問看護師8件,その他4件であった.プロトコール適応外となった理由は,かかりつけ医側59%,施設職員側14%,家族・親族側16%,不明11%であった.【考察】心肺蘇生を望まない傷病者のために救急要請をしないことに加えて,プロトコールを完遂できない割合を減らすことも重要である.【結語】医師会,住民,施設職員を重点的に「心肺蘇生を望まない傷病者への対応」を周知していく必要がある.