講演情報
[O12-09]救命救急センターはAdvance Care Planning(ACP)導入の契機になる~ePRO型アプリケーションを用いた追跡調査~
*服部 潤1,2、上村 由似2、椿 美智博3、丸橋 孝昭1、浅利 靖3,2 (1. 北里大学 医学部救命救急医学、2. 北里大学病院 救命救急・災害医療センター、3. 北里大学 看護学部臨床看護学)
【背景】高齢化が急速に進む本邦では、Advance Care Planning(ACP)の普及が必要であるが、話し合う機会が少ない。救命救急センターでは入院時に急変時対応について話し合うため、この経験をACPに繋げることができれば地域の医療に貢献できると考える。【目的】救命救急センターでACP導入のきっかけを作り、継続されるかを検証する。【方法】約1年の間に当院Emergency Intensive Care Unit(EICU)に入院し、EICUを退出できた患者を対象にした前向き症例集積研究。65歳以上、本人もしくは代諾者と急変時対応が取り決められた患者を対象とした。electronic Patient Reported Outcome (ePRO)型アプリケーションの質問に回答してもらい、初回入力時、1ヶ月後、3ヶ月後の入力状況を確認した。【結果】EICUを退出した患者は92名、同意を得られた患者は19名、入力のあった患者は8名、1ヶ月後、3ヶ月後の入力がされた患者は6名、4名であった。【結論】急性期からACPを導入できる可能性はあるが、継続するには地域の医療機関や介護・福祉へ繋ぐことが必要である。
