講演情報

[O14-01]救急搬送時の傷病者の病歴把握の実態に関する研究(第2報)

*神村 幸輝1、酒井 智彦2、宮﨑 絹子1、南田 真那1、西岡 彩夏1、瀬尾 恵子1、中尾 俊一郎2、小倉 裕司2、織田 順2 (1. 大阪大学医学部附属病院 看護部、2. 大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター)
【背景】我々が開発してきた救急タグは、医療情報を携帯できる形にしたもので、救急隊員が行う患者の既往歴、内服薬、アレルギーなどの情報収集に際して役立ち、救急隊の業務の円滑化につながると考えられる。本研究では、救急タグが情報収集の円滑化に寄与するかを評価する前段階として、救急搬送時の傷病者の病歴把握の実態について調査した。【方法】A市消防局から、2016~2020、2022年の約12万件の救急活動記録において、既往歴、内服薬、アレルギーに関する情報がコード化されていない記録の提供を受けた。2022年は、さらにこれらの項目を、あり、なし、聴取できずの3パターンでコード化した記録の提供を受けた。コード化されていない記録とコード化された記録を比較した。【結果】2022年の内服有はコード化されていない記録の集計では937(4.4%)であったが、コード化された記録では14394(68%)、アレルギー有148(0.7%)、2048(9.7%)であった。救急タグの所持が確認された事例は55件であった。【結語】救急現場における医療情報聴取は、あり、なし、聴取できずでコード化された記録が必要である。