講演情報
[O15-01]当院救急外来における院内トリアージの工夫について
*吉川 徹二1 (1. 蘇生会総合病院 救急科)
【はじめに】当院の救急外来はマンパワーよりトリアージに専念できるスタッフを割くことが困難である。また、当院では紙運用のトリアージを採用していたが、手順が煩雑であまり実施されてこなかった経緯がある。今回我々は電子カルテ上での簡便なトリアージについて報告する。【方法】2022年10月より導入されたソフトウエアサービス社の電子カルテシステムの救急外来の患者一覧にトリアージの項目を作成し、バイタルサインをスコア化してNational Early Warning Scoreに準じ、トリアージを判定した。また、「トリアージ引用」というアイコンを作成し、これをクリックするとトリアージの結果がカルテに反映され、医師のカルテ記録になるようにした。同年12月よりトリアージシステムの運用を開始した。【結果】運用前のトリアージ実施は月平均3.7±2.6人であったが、運用後は31.2±4.9人と有意に実施人数が増加した(p<0.001)。【考察および結語】当院のようにマンパワーが少なくトリアージ専任のスタッフを配置できない施設では、バイタルサインの入力からトリアージを行うのは簡便で有効な手段と考えられた。
