講演情報

[O15-03]発熱患者における救急隊員が測定するバイタルサインから算出される指標の予後予測性能

*片山 祐介1、舘野 丈太郎1、中尾 俊一郎1、竹川 良介1、廣瀬 智也1、北村 哲久2、織田 順1 (1. 大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター、2. 大阪大学大学院医学系研究科 環境医学)
目的:救急患者を早期に適切な医療機関へ搬送することは重要であり、様々な予後予測スコアが開発されている。本研究の目的はORIONデータを用いて、発熱患者に対してVital signsから算出される予後予測スコアの性能を評価することとした。
方法;本研究は後方視的観察研究で、研究期間は2018年から2021年までの4年間とした。対象は37℃以上の患者を対象とした。心肺停止例、転院搬送症例、データ欠損例等を除外した。主要評価項目は救急搬送後21日以内の死亡とした。評価した指標は、Shock Index(SI)、SI/G(SI/GCS)、SIA(SI×Age)、SIA/G(SIA/GCS)、MEWS、qSOFAとし、各指標の予後予測性能をROC曲線の曲線下面積(AUC)で評価した。
結果:解析対象患者は355,192例であり、搬送後21日以内に死亡したのは10,383例(2.9%)であった。各指標のうち最も予測性能が良かったのがSIA/GでAUCが0.803(95%CI: 0.799-0.807)であった。
結語:発熱患者においては、年齢が大きく予測性能に関係し、年齢を含めた指標は良好な予測性能を示した。