講演情報

[O15-04]119番通報時緊急度判定は妥当か ー確度向上への取り組み(第1報)ー

*説田 守道1 (1. 日本赤十字社 伊勢赤十字病院)
【背景】三重県は平成31年4月に119番通報時緊急度判定(以下通報時緊急度)プロトコル、口頭指導プロトコルを策定。通信司令員教育を経て令和4年12月より運用を開始した。通報時緊急度判定にはその確度向上が重要である。【目的】通報時緊急度判定の確度向上により適確な口頭指導と病院選定につなげる。【方法】調査期間:令和4年12月から令和5年12月末。対象:当救命センター直近の消防本部における10600件の救急事案のうち検証可能な9243件。通報時緊急度と当院搬送時の緊急度(緊急度判定体系に関する検討会の改定緊急度検証規準)と比較した。通報時緊急度はR1(CPA)、R2(脳心疾患、多発外傷等)、R3(その他緊急)、Y(準緊急)、G(低緊急)とした。【結果】R1は感度88.1%、特異度99.5%、陽性的中率85.5%。CPAも含むR1~R3は感度74.8%、特異度43.8%、陽性的中率11.6%であった。【考察・結語】R1~R3の感度は平成25年度実証検証データ(99.5%)に比して低く、対策が必要と考えられた。今回は一地域の検証であるが、早急に県全体の検証と対策が必要である。