講演情報

[O15-05]救急外来における小児虐待疑い初期対応マニュアルの作成

*木田餘 美幸1 (1. 筑波大学附属病院)
【背景】児童相談所における虐待相談対応件数は増加傾向であり、令和3年は20万件を超え過去最多となった。A病院の救急外来では、年間で数件の小児虐待疑いの症例が来院しているが、件数が少ないため症例の実践がない看護師が多い。そのためA病院の子ども虐待対策マニュアルに沿った学習会を2020年から2023年の間に年2回開催してきた。しかし症例の来院時には、子ども虐待対策マニュアルを確認する時間がとれず迅速な対応が困難であった。【実践内容】2023年にA病院の子ども虐待対策マニュアルをもとに観察項目を羅列しチェック出来るようにし、看護の実施や注意点は簡略化した小児虐待疑い初期対応マニュアルを作成した。必要時すぐに確認できるよう救急外来のマニュアル専用ファイルに配置した。【考察】小児虐待疑い症例の来院時には、救急外来用に初期対応マニュアルを作成することで短時間で看護内容の確認ができ迅速な対応が可能となったと推察される。しかし今後は実践上でのマニュアル活用の検証やそれに伴う内容の改訂をしていく必要があり、学習会や事例検討会を通して看護の質の向上に努めることも重要と考える。